文章形態

――夜の校舎で。
「なんか、怖いよね……」
「そうか? 俺はそんなこと無いと思うけど」
「うぅ……、そんなことあるよ」
「あー、大丈夫だって。別に幽霊なんて……ってどうした?」
「ほ、ほら! あんなところでおじいさんの幽霊が孫にサッカーをせがまれてるんだけど、おじいさん蹴鞠しか知らないから何か間違えたままコミュニケーションが進んでて、でも二人ともそんなこと気にしてなくて、しかも蹴ってるボールがお母さん幽霊の頭で……」
「……。(んな想像してるお前のほうがよほど恐いわ)」


 レポートを出すとき。
 気をつけなければならないことって何だと思いますか?
 ページ数? 内容?
 確かにそれらも重要でしょう。しかし、私の考える最も重要なもの。それは、


“レイアウト”です。


 どんな物でも見栄えが良ければ、相手に良い第一印象を与えることが出来ます。
 人間然り。風景然り。レポートもまた然りです。
 では、どのようなレイアウトが好まれるのでしょうか。

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ポーション投げまくり

――どことも知れぬ闇の中。
「そうか。奴は失敗したか」
「は。どうやら冒険者どもの妨害にあったようでして」
「またも……、またも冒険者どもが我を阻むと言うのか」
「ご安心を。次はわたくしの出番でございます」
「よいか、必ず“アレ”を持ち帰らぁ〜は〜ん」
「……」
「すみません、もう一回お願いします」
「はい、今のシーンTAKE72入りまーっす!」


 今日は大学でTRPGやってきました。
 ちなみにシステムは、スタンダードなファンタジーRPG、「アリアンロッド」です。


(あらすじ)
 ギルド「ラウガーレン診療所」はとある料理人に高級食材の入手を依頼された。
 それは、あらゆる食材が手に入るという「Cave of Gourmet」にあるらしい。
 依頼を受けたパーティ一行はその洞窟へと向かう事にした……。


 というわけで、食材ゲットの旅です。比較的穏やかですね。
ただし、食材は魔獣ですが。
 どこが穏やかやねん。


 ここで、私のキャラクターについて説明しておきましょう。
 名前:グレイ・L・ラウガーレン
 名前からわかる通り、診療所の主にしてギルドマスターです。
 剣と魔法のファンタジーにおいて、魔術を全く使用しない医者です。
 ヒール(HP回復魔法)なんて使いません。HPポーションです。
 キュアー(状態異常回復魔法)なんて使いません。万能薬です。
 はっきり言って、イロモノです。


 で、当然洞窟の中では魔獣との戦闘になるわけです。
 戦闘の様子は大体こんな感じ。
1ラウンド目:
 ギルドメンバーA:うらぁっ、「スキップジャック」! 24点ダメージ!
 ギルドメンバーB:「ウォータースピア」。 30点ダメージと「放心」受けてください。
 私:ギルドメンバーBにMPポーション投げます。19点回復。
2ラウンド目:
 ギルドメンバーA:ちっ、まだ倒れんか。ええい、「セルフプライド」+「スキップジャック」! 40点ダメージ!
 ギルドメンバーB:とどめです。「ウォータースピア」+「マジックフォージ」。 50点ダメージと「放心」受けてください。
 私:次はギルドメンバーAにMPポーション投げます。20点回復。


 私は延々とポーション投げ続けてました。やることないときは待機で。
 合計15ターンの戦闘のうちに、ポーションを20本くらい投げてますね。きっと。
どう見ても薬物中毒です。


 まあ、いいんですけどね。それをコンセプトにして作ったキャラクターですから。
 ただ、あまり他人にはお勧めしません。活躍どころを自分で見つけないと、単なる日陰キャラになってしまいますからw


普通のゲームじゃ明らかに脇役だよなぁ。

デモンパラサイトとか

――夕暮れの屋上にて。
「ねぇ、この世界は何のためにあると思う?」
「……知るかよ、そんなこと。知りたくもない」
「私ね? あの子が死んで。殺されて……思ったんだ」
「言うな。言わないでくれ、それ以上先は……」
「ああ……、こんな、こんな世界なんて――」
「もうやめろ! それ以上は言うな!」
「――滅んでしまえばいいのに!!」
「っこの、馬っ鹿野郎ぉ―――――!!!」


 はい、今日は特別平穏な日でした。いいですね。
 そういえば、大学の友人を集めてTRPGをやろうかと思ってます。
 今のところ、「現代日本」で「物語重視」シナリオを「連続で2つ」って感じですね。
 ふむ。私の知る限りではダブルクロスが最も合致してますね……。
 でもま、デモンパラサイトになりそうです。システム簡単だし。


 特殊な寄生虫にとり憑かれた人間や動物の物語。
 超常の能力を駆使して、様々な事件を解決していくPCたち。
 ふふふ、悲劇的なストーリーの考えどころですね。
 というわけで、構想を練りました。30分程度
 なかなか泣ける話になってきましたよ。
 展開によっては悲劇的に終わる事になりそうです。
 今回のヒロインは、主人公の妹の予定で行きますよー。


 さて、あまりネタバレしても仕方がないので、この辺で終わっときましょう。
 願わくば無事開催されますよう――。

 あ、それと。
 デモンパラサイトはB5版で1000円と大変安くなっております。興味のある方はぜひ購入を(笑)。

ドライビング

――崩れ落ちるビルの中。
「行ってください。貴方には帰りを待つ者がいるんでしょう?」
「できるかよっ! お前を残してなんて……!」
「私は……、私が死んで哀しむ人なんていませんから」
「馬鹿野郎! そんなわけがあるか!」
「貴方に何がわかるんですか! 私のこと、何も知らないくせに……」
「ああそうさ! だけどな、俺は――うわぁっ!?」
(;゚Д゚)< だから早く行ってって言ったのに……」
 ビル、そのまま倒壊。


今日は車に乗って運転の練習してきました。
え? いや、特に何もありませんでしたよ。
途中寄った本屋で、気づいたら辺りが暗くなってたくらいですかね。
昼頃に出たはずなんですけどね。


いつの間にか4時間ほど経過してました。


立ち読みの文化って素晴らしいですね。
買わなくても本の内容が全部読めてしまうんですから。


特に、レジ近くの場所でやるとスリル満点。


ほなわけで、今日は2冊ほど読破してもーてん。ホンマ、脚疲れたわ。
途中から、なんやよう後ろを店員さんがうろちょろすんねん。
万引きなんてせーへんで? ……せーへんよ?
せやから本屋さん、立ち読みくらい堪忍してや。


というわけで、「消閑の挑戦者」シリーズ読んできました。
基本的にヒロインの言ってることが訳わかりません。助けて。
でも個人的には面白いと思うので、暇な方は消閑にどうぞ。

TRPGの魅力

――校舎裏の二人。
「お前、目障りなことしてるんじゃねーよ」
「……何のことだ」
「お前の話なんて、誰も興味なんて持ってねーんだよ」
「はっ、何を言うかと思えばそんなことか」
「……なんだと?」
「興味がなければ聞き流せばいい。別にお前に言ってるわけじゃない」
「てめぇ、どういうつもりだ!?」
「俺の言葉は、俺を信じてくれる人だけに伝わればいい。それだけだ」


 TRPGと言うものがある。
 簡単に言うと、FFやDQなどのRPGを、コンピュータを使わずにやるゲームだ。
 しかし、これには大きな間違いがあることをご存知だろうか。
 歴史として、TRPGのほうがFFやDQなどのコンピュータRPGよりもずっと古い。正しくはFFやDQが、コンピュータを使ってTRPGをやるゲームなのである。


 前置きはこれくらいにして、本題に移ろう。
 私はTRPGが好きである。もちろんコンピュータRPGも面白いとは思うが、たまに物足りなく感じるときもある。
 では、TRPGの魅力とは何か。
 やはり一つ目は、自由度の高さだろう。キャラクターの行動には無限の選択肢が用意されている。
 囚われた姫を助け出すために竜と真正面から戦う必要は全く無いのだ。それこそヤマタノオロチのように、酒を飲ませ、酔ったところで首をたたっ斬ってもいい。
 つまり、考え得る限りのすべての行動が許可されているのだ。
 そしてもちろん、それらの行動には責任を伴う。他人の家のタンスを勝手に開ければ咎められるし、下手をすればお縄をいただく事になるだろう。
 二つ目として、プレイヤー同士のコミュニケーションがある。
 コンピュータRPGは基本的に一人プレイだ。すべてのキャラクターを一人のプレイヤーが操作し、行動させる。
 それにひきかえ、TRPGは一人一人がキャラクターを一人ずつ操るのだ。
 これがまた、何とも楽しい。他人のキャラクターは所詮他人。自分の思い通りには動いてくれない。時には全く想定外のこともしでかしてくれる。
 この驚きと面白さは、コンピュータRPGでは味わえない。
 

 そして、ここまで書いて気づいたことがある。


この文章、非常に読みづらい。


 以後気をつける。
 ゲームシステムの面においても、TRPGには独特の楽しさがある。
 そのすべてを伝えることは出来ない。こればかりは実際にやってみないとわからないと思うのだ。
 ただ、一つだけ確かなことがある。
 TRPGは、ダイスを振るのが楽しい。
 それだけは間違いないのだ。事実、ゲーム中に何もなくてもダイスを振っている人間は多い。それこそうるさいくらいに。


 さて、ざっとTRPGの魅力を語ってみた。この文章を読んだあなたがTRPGに興味を持ってくれたかはわからないが、もしも興味が沸いたのならば、TRPGを体験してみてほしい。


少なくとも、家に一人でいるより社会的に健康なはずだ。

タイトルをつけてみるテスト

――ある台風の日。
 ガタガタ揺れる窓を見ながら、一人が言った。
「『たいふういっか』ってどうやって書くか知ってるか?」
 二人目が答えた。
「『台風一過』だろ? それがどうしたんだ」
「いやな。こういうのも台風一過って言うのかな。と」
 窓を見たまま、一人目が言った。
「……まぁ、台風が一つ過ぎて、すぐに二つ目が来たからな」


明日は電磁気の試験です。知識処理の試験もあります。


電磁気はもう後がありません。


ブログなんて更新してる時間帯じゃないと思います。
あと二日で試験が全部終わります。


電磁気はもう後がありません。


背水の陣を敷こうと思ったら、その前に追い詰められた感じです。
陣を敷く間もありません。
あとは特攻をかけて玉砕するだけです。


電磁気はもう後がありません。


知識処理も油断できません。
過去問はありません。
問題の傾向すらつかんでいません。
明日は午後からボードゲームです。


電磁気はもう後がありません。

――ある日の仕事中。
「……なぁ」
 一人の男が、後ろから同僚の肩に両手を置いて言った。
「……なんだよ」
 少し気だるそうに同僚が声を返す。
 男は心底イヤそうな顔を浮かべて言った。
「最近、残業多くね?」
「……しょうがないだろ」
 同僚はため息混じりに言った。
「お前、仕事してねーんだから」


 大学のソフトウェア実験で作成しているテキストフォーマッタのデバッグを行った。
 発生していたバグは2つ。


1. コメントモードから脱さない場合がある。
2. "\"の後ろにスペースが2つ入る。


 これまで、友人曰く奇跡のバランスでプログラムを動かしてきた私にとって、これは致命的であると想定して演習室に向かった。
 私が演習室に到着したとき、既に班員が私のコードをチェックしていた。
 進捗率を尋ねたところ、バグの原因はわからないらしい。やはり根の深いバグのようだ。私は気を引き締め、作業に望む。
 端末を起動し、300行を超えるLexを走査。一見しただけでは、やはり問題を発見できなかった。
 まずは第1のバグを修正すると決め、バグの発生したテキストを呼び出す。
 私はバグの発生したテキストを調整し、バグの出所の特定にかかろうとした。


 書き込み制限がかかっていた。


 仕方がないので自分でテキストを用意し、バグの発生原因と思われるテキストを追加していった。
 3分後。バグの特定が完了。それに従い、私は問題となるコードを確認した。


 if(commentMode == xxx){
  BEGIN(yyy);
 }
 BEGIN(zzz);


 なるほど。そりゃバグも出るだろう。ifによって状態を変更したのにもかかわらず、その直後でまた状態を変更している。
 私の意図した動作と一致しないわけである。やはりコードを直感で書くものではないと私は反省し、elseを追加した。


 第一のバグは修正された。隣では班員が未だ悩んでいた。


 さて、次は第2のバグである。こちらは、バグの出所が明白であったため、即座にコードの精密な走査を行った。
 おかしい。バグが見つからない。いくら見ても私のコードに問題は見られなかった。隣で班員も悩んでいる。
 間違っている可能性のあるコードは、私のコードだけであると判断していいはずである。私のコードは300行を優に超えているのに比べ、他の班員のコードは20行に満たないものばかりだからだ。
 しかし、いくら検査をしても私のコードに問題が見つからない。そして私は“まさか”という思いを抱え、班員のコードを確認した。


 printf("\\\\  ");


 そりゃスペースをprintfしてれば、スペースも表示されるさ。
 バグは特定された。私はそのコードを修正しようとした。


 書き込み制限がかかっていた。


 隣の班員を呼び、修正を行ってもらった。第2のバグは修正された。
 これで発見されたバグの修正はすべて完了した。


 結局、バグの原因と修正は私一人によって行われたのではないだろうか?



 ていうかグループでバグが発生したら、まず自分のコードを確認しような?


 いや、そもそも受け取った文字列を簡易処理(\の管理)、表示するだけでバグなんぞ出すなという話ではあるが。